Linuxでハードウェア構成を理解し、適切に管理・確認する方法を学ぼう
目次
概要
Linuxシステムでは、ハードウェアの理解と設定が非常に重要です。周辺機器の有効化や無効化、ストレージの種類の違い、接続中のデバイス情報の取得などを行うことで、システム管理やトラブルシューティングがスムーズに行えるようになります。
この記事では、カーネルモジュールの操作、ハードウェア情報の取得方法、USBデバイスの操作、デバイス管理の基礎知識(udev、sysfsなど)を中心に解説します。
1. カーネルモジュールの操作
Linuxではハードウェアを扱うドライバは「カーネルモジュール」として管理されます。必要に応じて手動で読み込みや削除が可能です。
● モジュールの一覧を確認(現在読み込まれているもの)
lsmod

● モジュールの読み込み(ロード)
modprobe モジュール名
modprobe モジュール名
# 例: modprobe usb_storage
insmod モジュールファイル.ko
※ modprobe は依存関係も解決してくれるので通常はこちらを使用。
● モジュールの削除(アンロード)
rmmod モジュール名
rmmod モジュール名
2. ストレージの種類の理解
ハードウェアの違いを知ることで、最適なパフォーマンスや用途に応じた選択ができます。
| デバイス種類 | 特徴 |
|---|---|
| HDD(ハードディスク) | 大容量・安価。機械的構造により読み書きが遅い。 |
| SSD(ソリッドステートドライブ) | 高速・耐衝撃。価格は高め。 |
| 光学ドライブ(CD/DVD/Blu-ray) | 読み出し専用または書き込み可能なディスク。アーカイブ向け。 |
3. ハードウェア情報の取得
Linuxでは多くのコマンドや仮想ファイルシステムを通じてハードウェア情報を取得できます。
● USBデバイス一覧
lsusb

● PCIデバイス一覧
lspci

● 仮想ファイルシステムから取得
/proc/… カーネルやプロセス情報を表示/proc/cpuinfo:CPU情報/proc/meminfo:メモリ情報
/sys/… sysfsからリアルタイムのハードウェア状態を取得/sys/class/net/eth0/:ネットワークデバイスの状態など
/dev/… 実際のデバイスファイル(例:/dev/sda,/dev/ttyUSB0)
4. USB操作とudevの理解
● lsusb:接続中のUSBデバイスの確認
lsusb

● sysfs:ハードウェアの構成情報が置かれている仮想ファイルシステム
(例: /sys/class/usb_device/ など)
● udev:デバイスファイルの動的管理
USB機器などが接続されたときに、自動的にデバイスファイル(/dev/ttyUSB0など)を生成したり、スクリプトを実行できる仕組みです。
● dbus:デスクトップやアプリケーションがハードウェアの変化を検知するためのメッセージングシステム。udevと連携してGUI通知を行う場合もあります。
まとめ
Linuxのハードウェア管理は、カーネルモジュールの理解から始まり、仮想ファイルシステムやudevなどを使ってデバイス情報を詳細に取得・制御できます。特にシステム管理やトラブル対応においては、こうした基礎知識は非常に重要です。
- モジュールの有効/無効は
modprobeやlsmodで管理 - ハードウェア情報は
lsusb,lspci,/proc,/sysから取得 - udevやdbusは動的なデバイス管理に関わる
次のステップでは、udevルールの作成やハードウェア障害の検知方法についても学んでいくと良いでしょう。

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