Linuxサーバを安定して運用するためには、「どこに負荷がかかっているのか」「リソースが足りているか」を常に把握する必要があります。この記事では、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークといったリソースの使用状況を確認するためのコマンドやツールを紹介し、問題を早期発見するためのノウハウを解説します。
目次
🖥️ CPU使用率の測定
使用ツール
top:リアルタイムでCPUやメモリ、プロセス情報を表示。htop:topの強化版。操作性が高く、色分けで見やすい。ps:現在のプロセス情報を一覧表示。sar:CPU利用率の履歴データを確認。

チェックポイント
- CPU使用率が100%に近い場合、重いプロセスがないか確認。
wa(I/O待ち)が高いとディスクI/Oの問題の可能性。
🧠 メモリ使用量の確認
使用ツール
free:メモリとスワップの使用状況。vmstat:メモリ、スワップ、プロセス、I/O、CPUを確認。sar -r:メモリ使用履歴を表示。

チェックポイント
availableメモリが極端に少ないと警戒。- スワップが頻繁に使用されているとパフォーマンス低下の要因に。
💽 ディスクI/Oの確認
使用ツール
iostat:デバイスごとのI/O統計。iotop:リアルタイムのI/O利用プロセスを表示。sar -d:ディスクの統計情報。vmstat:ブロック入出力(bi, bo)確認。

チェックポイント
%utilが 80% 以上ならI/Oが逼迫している可能性。iotopで読み書きが多いプロセスを特定。
🌐 ネットワークI/Oの確認
使用ツール
netstat:接続情報とインターフェース状況。ss:netstatの高速代替。iftop:インターフェースごとの帯域使用量。sar -n DEV:ネットワークの統計情報。
チェックポイント
- 異常な送受信量や不審な接続がないか確認。
- クライアントごとの帯域使用量を把握。
🔐 オープンファイル・ポート・ファイアウォール確認
使用ツール
lsof:開いているファイルやソケット一覧。iptables/nftables:ファイアウォールの設定と通信状況。iptraf:ネットワークの詳細トラフィック表示。

🎯 スループットとボトルネックの特定
- ネットワークやディスクの使用率が極端に高い場合、それがボトルネックの可能性。
iptrafでプロトコルごとの通信量や帯域使用量を確認。vmstat,iostat,sar,iftopなどを組み合わせて総合判断。
📌 まとめ
| リソース | ツール | 確認ポイント |
|---|---|---|
| CPU | top, htop, ps, sar | 高負荷プロセス、I/O待ち |
| メモリ | free, vmstat, sar | 空きメモリ、スワップ使用 |
| ディスク | iostat, iotop, vmstat | I/O待ち、読み書きの多いプロセス |
| ネットワーク | netstat, ss, iftop, iptraf | 帯域使用率、接続状態 |
| その他 | lsof, iptables, iptraf | 開いているポート、ファイアウォール |
Linuxのリソース監視を習慣にすると、トラブルの早期発見と未然防止につながります。ぜひ上記のツールを使いこなし、サーバ管理力を高めましょう!







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