Linuxでは、ファイルシステムはディスク上のデータの構造を定義し、マウント操作を通じてシステムに統合されます。本記事では、マウントの仕組みから設定、UUIDの活用までを丁寧に解説します。
目次
📌 1. /etc/fstabとは?(マウントの自動設定)
/etc/fstab は、システム起動時にどのファイルシステムをどこにマウントするかを定義するファイルです。
例:/etc/fstab の1行の構成
UUID=xxxx-xxxx /home ext4 defaults 0 2
| フィールド | 説明 |
|---|---|
| デバイス | UUID, ラベル, /dev/sda1 など |
| マウントポイント | /, /home など |
| ファイルシステムタイプ | ext4, xfs, vfat など |
| オプション | defaults, noatime, ro, user, auto など |
| dump | バックアップ対象 (通常は0) |
| pass | fsckの順序(0=チェックなし, 1=ルート, 2=その他) |
📂 2. マウントとアンマウント
ファイルシステムのマウント
sudo mount /dev/sda1 /mnt
ファイルシステムのアンマウント
sudo umount /mnt
⚠️ 使用中のファイルシステム(カレントディレクトリ含む)はアンマウントできません。
永続的なマウント確認(fstabを使わず一時的に)
mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt/data
📑 3. マウント状態の確認と管理
現在のマウント一覧
mount
cat /etc/mtab
cat /proc/mounts
systemd方式(推奨)
systemctl daemon-reexec # fstabなどの変更を反映
🧊 4. スワップの設定と操作
スワップ領域はRAMが不足したときに一時的に使用される仮想メモリです。
スワップファイル/パーティションの作成
sudo mkswap /dev/sdX2 # スワップパーティション
sudo swapon /dev/sdX2 # 有効化
スワップの確認・管理
swapon --show
sudo swapoff /dev/sdX2 # 無効化
fstabへの記載例:
UUID=xxxx-xxxx none swap sw 0 0
🔍 5. UUIDやラベルで安全にマウント
UUID(ユニバーサル一意識別子)を使うと、デバイス名変更(例:/dev/sdb1 → /dev/sdc1)にも強くなります。
UUIDの確認
sudo blkid
lsblk -f
例:
UUID=3e6be9de-8139-11e9-bf32-080027aecc1b
/etc/fstabでの使用例
UUID=3e6be9de-8139-11e9-bf32-080027aecc1b /mnt/data ext4 defaults 0 2
💡 Tips:トラブル時の対応
- fstabの書き間違いで起動できない場合:
- リカバリモードで
rootシェルに入り修正 - 一時的に
init=/bin/bashで起動し修復
- リカバリモードで
📚 まとめ表
| 操作 | コマンド |
|---|---|
| マウント | mount /dev/sdX1 /mnt |
| アンマウント | umount /mnt |
| マウント状態確認 | mount, /proc/mounts |
| UUID確認 | blkid, lsblk -f |
| スワップ設定 | mkswap, swapon, swapoff |
| fstab自動マウント設定 | /etc/fstab を編集 |
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