目次
はじめに
現代のITインフラを支えるインターネット。その基盤となる「インターネットプロトコル(IP)」は、ネットワークを扱ううえで欠かせない基本技術です。本記事では、IPアドレス、サブネット、TCP/UDP、IPv6など、ネットワークに必要な基礎知識を分かりやすく解説します。Linux試験(LPIC)や実務に役立つ内容になっています。
IPアドレスとは?
IPv4アドレスの仕組み
IPアドレスは、ネットワーク上で各機器を識別するための番号です。IPv4は以下のような「ドット区切りの10進数」で表されます:
例:192.168.0.1
- 各セグメントは0〜255の範囲(8ビット)
- 全体で32ビット(約42億通り)
IPv6アドレスとは?
IPv6は、IPv4のアドレス枯渇を解決するために登場しました。
例:2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
- 128ビット(約340澗=340兆の兆の兆倍)という膨大な数
- コロン(:)区切りの16進数で表記されます
パブリックIPとプライベートIPの違い
| IP種別 | 説明 | 範囲の例 |
|---|---|---|
| パブリックIP | インターネット上で一意 | グローバルに利用 |
| プライベートIP | LAN内で使用 | 192.168.0.0/16 など |
プライベートIPはNATなどを使ってインターネットと接続します。
サブネットとCIDR表記とは?
ネットワークマスクとCIDR
- ネットワークマスク:IPアドレスのネットワーク部分とホスト部分を分けるためのビットマスク
- CIDR表記:IPアドレスの後にスラッシュとビット数を記載(例:192.168.0.0/24)
| CIDR | ホスト数(理論最大) |
|---|---|
| /24 | 256(実際には254) |
| /16 | 65,536 |
TCP・UDP・ICMPとは?通信の基本プロトコル
TCP(Transmission Control Protocol)
- 接続型
- パケット順序を保証
- 再送制御あり
- HTTP(80番)、HTTPS(443番)、SSH(22番)などで使用
UDP(User Datagram Protocol)
- 非接続型
- パケットの順序や再送保証なし
- 高速通信に適している(DNS、ストリーミング)
- DNS(53番)、NTP(123番)などで使用
ICMP(Internet Control Message Protocol)
- 接続ではなくエラー通知・診断用
- pingコマンドなどで使用される
よく使う代表的なポート番号一覧
| ポート番号 | 用途 | プロトコル |
|---|---|---|
| 22 | SSH | TCP |
| 25 | SMTP | TCP |
| 53 | DNS | TCP/UDP |
| 80 | HTTP | TCP |
| 123 | NTP | UDP |
| 443 | HTTPS | TCP |
IPv6の特徴と利点
- アドレス枯渇の解決
- 自動設定(Stateless Address Autoconfiguration)
- セキュリティの強化(IPsecの標準化)
- ネットワーク構成がシンプルになる
まとめ
インターネットプロトコルは、ネットワークの基本を理解するうえで最も重要な分野です。IPアドレスの種類、サブネット、ポート番号、TCP/UDP/ICMP、さらにはIPv6の特徴を押さえておくことで、ネットワークの構築・トラブルシューティングがスムーズになります。

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