Linuxがどのように起動し、どのプロセスがそれを制御しているのかを理解することは、システム管理の第一歩です。本記事では、UEFI/BIOSから始まり、Linuxの起動を制御する「systemd」までの流れと操作方法を詳しく解説します。
目次
🧭 1. ブートプロセスの概要
Linuxシステムが起動するまでには以下のステップを踏みます。
ブート手順の流れ
STEP
UEFI/BIOSの起動
ハードウェアの初期化を行い、起動可能なデバイスを探す。
ハードウェアの初期化を行い、起動可能なデバイスを探す。
STEP
ブートローダー(GRUBなど)の読み込み
どのOSを起動するか選択する。
どのOSを起動するか選択する。
STEP
カーネルの読み込み
LinuxカーネルがRAMに展開され、初期RAMディスク(initramfs)がマウントされる。
LinuxカーネルがRAMに展開され、初期RAMディスク(initramfs)がマウントされる。
STEP
initシステム(systemd)の起動
最終的に「systemd」が起動し、ユーザー空間の初期化を行う。
最終的に「systemd」が起動し、ユーザー空間の初期化を行う。
⚙️ 2. systemdとは?
systemdは、現在のLinuxディストリビューションにおいて標準的な**初期化システム(init)**であり、起動後のサービスやターゲット(旧ランレベル)を制御します。
- systemdは PID 1(最初に起動されるプロセス)
- サービスやブートターゲット(runlevelに相当)を管理
🎯 3. ブートターゲットとは?
systemdでは「ブートターゲット」という概念があり、これはシステムの起動状態のグループを表します。
主なターゲット一覧
| ターゲット名 | 内容 |
|---|---|
graphical.target | GUI(デスクトップ環境)起動 |
multi-user.target | CUIでのマルチユーザ環境 |
rescue.target | シングルユーザモード(最小限) |
emergency.target | もっとも制限された緊急シェル |
🔄 4. ブートターゲットの変更
一時的に変更する(再起動しない)
sudo systemctl isolate rescue.target
再起動後も有効なターゲットに設定する(デフォルト変更)
# 現在のデフォルトターゲットを確認
systemctl get-default
# デフォルトを変更(例: CUI環境)
sudo systemctl set-default multi-user.target
🔌 5. シャットダウン・再起動・電源操作コマンド
| 操作 | コマンド例 |
|---|---|
| 再起動 | sudo reboot または systemctl reboot |
| シャットダウン | sudo shutdown -h now または poweroff |
| 即時シャットダウン | sudo halt |
| 指定時間後 | sudo shutdown +10(10分後) |
🛠️ 6. systemctlの基本操作
# サービスの起動・停止
sudo systemctl start sshd
sudo systemctl stop sshd
# サービスの有効化(起動時に自動)
sudo systemctl enable httpd
# ステータス確認
systemctl status docker
# ブートターゲット確認
systemctl list-units --type=target
🧪 7. シングルユーザモード(レスキューモード)
ログインやメンテナンスが必要なとき、rootユーザーで単独動作するモード。
sudo systemctl isolate rescue.target
✅ まとめ
- Linuxの起動は「UEFI/BIOS → GRUB → カーネル → systemd」という順番
- systemdはターゲットとサービスを統合的に管理する
systemctlコマンドでターゲットの切り替えやサービス制御が可能
終わりに
systemdとブートプロセスの理解はLinux管理の第一歩
Linuxのブートプロセスとsystemdの役割を理解することで、システムの起動やサービス管理に対する不安が大きく軽減されます。とくに、ブートターゲットの切り替えやシャットダウン・再起動の操作は、日常的なトラブル対応にも直結する重要な知識です。
これらの基本操作を身につけることで、より柔軟かつ安定的にLinuxシステムを扱えるようになります。ぜひ仮想環境などを使って、実際にコマンドを試しながら習得していきましょう。

コメント
コメント一覧 (1件)
2025年です。やっとsystemdに対する私の個人的批判が完成しつつある。以外にも経済学の二つの
新語がそれを可能にした。デジタル領主とシット化である。シット化(メタクソ化)は2024年に
賞を取って話題になった言わばデジタル領主の社会悪の戦術的な解析、抵抗手段の啓蒙である。
シット化を”独占資本による搾取の加速化”と仮定すると、systemdは”前シット化”つまり前段階の
市場独占のための洗脳への渇望と努力の過程と理解できる。今はまだopenrcなど健全なカウンターが残存しているが、gafamの検閲によってsystemd以外は愚かな悪というプロパガンダが完成しつつあるのが危うい。個人的にはとうとうmxlinuxのkdeがsystemd陣営に陥落したのが痛い。冷静に
見ればなぜこんな不安定で脆弱性満載な欠陥ソフトが称賛されているのか、理解に苦しむ。