Linuxの力を引き出すには、コマンドラインとの対話が必須です。本記事では、「man1.03.1 コマンドラインの操作」で問われる内容を、初心者にも分かりやすくまとめました。
🖥 コマンドラインとは?
GUI(マウスで操作する画面)ではなく、キーボードでコマンドを入力して操作する画面のことです。Linuxでは主に bash(Bourne Again SHell)と呼ばれるシェルを使います。
✅ 基本のシェルコマンド
● bash:シェルの起動
bash
別のシェル環境から bash に入るときに使用。
● pwd:現在のディレクトリを表示
pwd
● .(ドット):現在のシェルでスクリプトを実行
./myscript.sh
または source コマンドと同じ働き。
📦 シェル変数と環境変数
シェル変数とは?
シェル変数は、現在のシェルセッション内だけで有効な変数です。シェルスクリプトや一時的な設定に使われることが多いです。
📌 作成方法myvar="hello"
📌 参照方法echo $myvar
❗ポイント
・作成したシェル変数は、現在のシェル内でのみ有効
・サブシェルや他のプログラムには引き継がれない
環境変数とは?
環境変数は、システムやアプリケーションが参照する設定情報です。シェルから起動されるすべての子プロセスに引き継がれるのが特徴です。
📌 作成方法(exportを使う)export myenv="hello_env"
📌 参照方法echo $myenv
📌 確認方法env | grep myenv
❗ポイント
・子プロセス(スクリプトやコマンド)にも引き継がれる
・システム全体の設定にも影響することがある
● シェル変数を定義
MYVAR="hello"
● 参照
echo $MYVAR
● 環境変数としてエクスポート
export MYVAR
● すべての環境変数を見る
env
● シェル変数を削除
unset MYVAR
🔤 引用符の使い分け
1. シングルクォート('文字列')
特徴:完全にそのままの文字列として扱う(変数展開・コマンド置換など一切しない)
name="Taro"
echo 'こんにちは $name'
出力:
こんにちは $name
✔ ポイント:
$変数→ 展開されない\→ エスケープされない`command`→ 実行されない- 文字列を「完全に固定」したいときに使う
✅ 2. ダブルクォート("文字列")
特徴:変数展開やコマンド置換は有効だが、空白や特殊文字はそのまま扱う
name="Taro"
echo "こんにちは $name"
出力:
こんにちは Taro
✔ ポイント:
$変数→ 展開される`command`→ 実行される(例:date)- 空白やタブをまとめて扱える
- 変数やコマンドの展開を許容しつつ、空白を守りたいときに使う
✅ 3. バッククォート( `command` )
特徴:コマンド置換(=コマンドの結果を取得)に使う
echo "今日は `date` です"
出力:
今日は Mon Apr 28 12:00:00 JST 2025 です
✔ ポイント:
- バッククォートは 「コマンドの結果を埋め込む」ための記法
- 推奨される現代的な書き方は:
$(command)形式echo "今日は $(date) です"
🔍 引用符のまとめ
| 記号 | 使い方の意味 | 展開・実行されるもの |
|---|---|---|
' | リテラル文字列、一切展開しない | なし |
" | 変数展開・コマンド置換あり | $変数, $(command) |
` ` | コマンド置換 | コマンドの出力が埋め込まれる |
🕘 コマンド履歴を活用
● 履歴の表示
history
● 履歴のファイル(非表示だが記録されている)
~/.bash_history
📚 マニュアルを読む
● man コマンド:コマンドのマニュアルを見る
man ls
- q:終了
- /単語:検索
- n:次の一致へ
🎯 まとめ
| コマンド | 説明 |
|---|---|
bash | bashシェルを起動 |
pwd | 現在のディレクトリ |
. | スクリプトを現在のシェルで実行 |
export | 変数を環境変数として設定 |
env | 環境変数の一覧 |
unset | 変数を削除 |
echo | 変数などを出力 |
history | 過去のコマンド履歴 |
man | コマンドのマニュアル表示 |
📌 最後に
コマンドライン操作の基本は、すべてのLinux操作の土台になります。慣れないうちは大変に感じるかもしれませんが、一歩一歩覚えていけば必ず身につきます。
「分かったつもり」を「使える」に変えていきましょう!

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